圧倒的な安さから、今、大注目のネイチャーハイクのテント。コスパ良し!品質良し!と、多くのベテランユーザーからの声もちらほら。一方で情報が少なく、フィールドでの使用にはまだまだ不安を覚える人も多いよう。そこで今回は、特に人気の「Cloud UP」と「Hiby」の2つのシリーズを徹底調査してみました。はたして登山やキャンプ、ツーリングでの使い勝手はどうなのでしょうか? 気になるユーザー評価も紹介します。
目次
・驚愕の安さ!? ネイチャーハイクのテントに注目!
・ネイチャーハイクのテントは、どんな種類があるの?
・【ユーザーレビュー】ネイチャーハイクのテントって実際どうなの?
・ネイチャーハイクのテントは、どこで買える?
・進化を続けるネイチャーハイクのテント
ハイカーの間で最近大注目の「ネイチャーハイク(NatureHike)」。中国の寧波(ねいは)で2005年に創設された新しいアウトドアブランドです。注目のポイントは、何と言ってもコスパの良さ! 有名メーカーの同レベル製品の相場と比べてずいぶんと安く、驚きの声が上がっています。
ネイチャーハイクは、トレッキングやツーリング向きの軽量コンパクトなテントを多く展開。ここでは、人気の「Cloud UP」と「Hiby」の2シリーズをご紹介します。
軽量さと設営の簡単さが魅力のCloudUpシリーズ。アップグレード版が登場し、ますます性能がアップしました。
テント構造 | 吊り下げ式ダブルウォール3シーズンテント |
良い点 | 軽量コンパクト 吊り下げ式なので、狭いところでも設営簡単 |
悪い点 | Hibyシリーズに比べ、居住スぺースや前室が狭い |
最適使用シーン | 素早い設営・撤収を求められる縦走登山 フェスやBBQなど気軽に持ち出したい時 |
■旧モデルとアップグレード版の違いは?
非自立式だった旧モデルに対し、アップグレード版は自立式に。張り縄の本数が増え、耐風性と安定性が向上。さらに、テント後部にベンチレーションが搭載され、通気性も高まりました。
■アップデート版もカラーによってスペックが異なる!
カラー | オレンジ・グリーン | ライトグレー・ライトグリーン・ハンターグリーン |
耐水圧 | PU3,000mm | PU4,000mm |
重量(2人用) | 約1,890g | 約2,050g |
素材 | 210Tポリエステル | 20Dナイロン(シルコーティング) |
使い分け例 | 夏など高温多湿のシーズン 2,000m級以下の山岳 | 積雪が予想されるシーズン 3,000m級以上の山岳 屋久島など多雨のエリア |
耐水圧4,000mmというのは暴風雨でも耐えられると言われていますが、反面、通気性に劣り結露しやすくなります。場合によっては、オーバースペックになることもあるので、目的に応じ選択しましょう。
快適居住性を追求したHibyシリーズ。CloudUpに比べ重量がありますが、タープが必要ないため総合すると軽くなる場合も。Hibyシリーズにもアップグレード版があります。
テント構造 | スリーブ式ダブルウォール3シーズンテント |
良い点 | 前方に広々とした前室となるタープスペースが一体化しているため、快適な居住性 |
悪い点 | 「Cloud UP」シリーズに比べ重くコンパクト性に劣る スリーブ式なので広い設営スペースが必要 吊り下げ式に比べ設営に手間取る |
最適使用シーン | 自転車やバイクツーリング、キャンプ テントライフ重視のトレッキング |
■旧モデルとアップグレード版の違いは?
アップグレード版は、天井の両サイドにベンチレーションを搭載。通気性が向上し、結露防止にも一役買ってくれます。
■アップグレード版は2色展開
旧モデルは、ライト-グレーとオレンジでしたが、アップグレード版はライトグレーとレッドの2色展開。いずれも耐水圧4,000mmです。
ITEMHiby3(3人用)収納サイズ:54×17cm
気になる使用感はいったいどうなのでしょうか。実際にネイチャーハイクのテントを愛用されている方に、使い勝手を聞いてみました!
【良いところ】
軽くて安くて使いやすい、三拍子揃ったテントです! テント泊歴の浅い私でも簡単に張る事が出来ましたし、なかなか丈夫そうです。
見た目は某有名ブランドの物と似ていますが、お値段は1万円を切っていましたし、コンパクトで重さも1キロ弱!グランドシートも付いて言う事ナシ!なテントです。
これからもこのテントで色々なお山へ旅しに行きたいと思っています!
【気になるところ】
内張はメッシュになっており、結露もあまりなかったです。ただ、冬場は寒くてムリだと思いました。
【良いところ】
・ソロテント(公式には定員3人)ながら、ポールなどを必要としない2ルーム型広い前室
・自立式で専用のグランドシートが付属
・アウターとインナーテントのいわゆるダブルウォールでインナーテントが取り外し可能なので、アウターのみでもキャノピーとして使用可能
・軽量ながら、高い耐水圧と防水性
・収納時サイズ・重量共に大変軽量で良い
【気になるところ】
・インナーテントがほぼ上半分がメッシュになっているのと、スカートがない為、風があるキャンプだとアウター下部からの冷たい風の侵入があるので、3シーズン考えた方が良い
・前室の出入り口に通気用のメッシュが付いていない
・テントの前後にベンチレーターがあり、インナー天井部はメッシュなのですが、その他に窓がない為、真夏などの使用時の通気性に不安あり
出入り口と逆方向にもメッシュ付きの通気窓が欲しいところ
・相対的に軽量ゆえ、風のある状況だと、容易に飛ばされてたりするので設営時に仮ペグダウンなどの対策が必要
【良いところ】
・自立式で設置が簡単
・10,000円以下で安く気軽に買える【気になるところ】
・フライの生地が薄い
今までは、中国製テント(通称:中華テント)は、正直なところ、品質に関しては評価が高いとは言えませんでした。しかし、このネイチャーハイクに関してはベテランユーザーからの評価が高いのがポイント。どんどん改良を進め、以前の評価は当てにならなくなってきています。
進化を続けるネイチャーハイクのテント、侮れませんね! メリット・デメリットを踏まえて自身の用途に合えば、試してみる価値はあるかも!?
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